愛媛国体と全国障害者スポーツ大会の開閉会式会場となる松山市上野町の県総合運動公園に26日、県イメージアップキャラクター「みきゃん」をデザインした飾り花が設置された。伊予農業高校の生徒26人が花を並べて絵柄を完成。全国の選手団や来場者を美しい花で出迎える。
 飲食ブースなどが並ぶおもてなし広場「みきゃん広場」に登場したのは、横5.4メートル、高さ2.5メートルの飾り花。オレンジや白のビオラ、緑のパセリなど計2400株を入れたトレーを木枠にはめこみ、みきゃんが炬火(きょか)を持っているデザインを作り上げた。
 栽培したのは園芸流通科の1~3年生計約120人。6月末に種を植え、暑さで苗が痛まないよう夏休み中も管理を続けた。全国障害者スポーツ大会用も合わせて7000株以上を育てたという。国体本番には花が満開になる見込みだ。
 3年の男子生徒(17)は「だんだんみきゃんができあがっていき、うれしかった。全国の人に見てもらいたい」と開催を心待ちにしていた。